【抵抗値変わる?】ハーネスケーブルにおける芯線切れ不良と抵抗値の検証
検査・試験の考え方
芯線切れ不良でケーブルの抵抗値はどれくらい変化するのか
ハーネスの製造現場において、多くのお客様が抱える悩みの一つに、芯線切れがあります。 より線ケーブルのうち数本が切れているという不良です。 一般的に断面積が少なくなれば、抵抗値が大きくなることは知られています。 本動画では、芯線が切れることで電気的検査にどのような影響があるか検証します。

4線式低抵抗検査を利用して検証
ハーネスマルチテスタNM1500シリーズの4線式低抵抗検査を利用して、 芯線の抵抗値を測定していきます。今回の被検査物はAWG24番線のケーブルです。

芯線切れを電気的検査(抵抗値測定)で判定することは難しい
芯線が一本になった状態においても、抵抗値の上昇は僅かです。 電気的検査にてNGと判定することは難しいです。 またコネクタの接触抵抗は挿抜によって変動する可能性があり、規定が困難です。