耐圧試験とは何ですか?
検査・試験の考え方
耐圧試験とは
耐電圧試験のことでワイヤーハーネスの絶縁耐力の試験です。
要素として試験電圧と試験時間の2つがあります。
ここで、一つの例えをします。被検査物を木板に例え、その木板を2点で支えてその上にオモリを載せていくとします。 オモリが軽いうちは、木板には何も変化が起こりません。オモリを増やしていくと木板は徐々にたわんでいきます。更にオモリを増やしていくと木板はメリメリといい始めます。更にオモリを増やしていくと木板はオモリに耐えられなくなり、バリッといって折れてしまいます。これが絶縁破壊を起こした状態と考えて下さい。
また、木板がたわんでいる状態やメリメリといっている状態のままにしておくと時間経過とともにそのうちバリッといって折れてしまいます。これも絶縁破壊を起こした状態です。この時のオモリを試験電圧、経過時間を試験時間と考えると解り易いかも知れません。