抵抗試験とは何ですか?

検査・試験の考え方

抵抗試験とは

ワイヤーハーネスの端子間の導体抵抗をオームの法則 R = V / Iで抵抗値を測定し、設定抵抗閾値の範囲以内かを高速で検査します。




抵抗測定方式

ナックコーポレーションのワイヤーハーネス検査器は、2線式抵抗試験と4線式低抵抗試験の2つの方式がございます。


2線式抵抗測定方式

簡単で一般的な抵抗測定方法で、ハーネス検査器の検査端子間の抵抗値を測定します。


ハーネスの2線式抵抗試験接続

検査端子間での測定ですので、治具ケーブルの抵抗、コネクタの接触抵抗と若干の検査器の内部抵抗を含みます。



4線式低抵抗測定方式

ケルビン接続や4端子法と言われる接続方法で、1本(1回路)のケーブルに対し検査端子4点を使用して抵抗値を測定します。


ハーネスの4線式ケルビン接続

2線式で含まれる、治具ケーブルの抵抗やコネクタの接触抵抗、若干の検査器の内部抵抗を無視できます。 よって、純粋な被検査物の抵抗値を高精度で測定が可能です。




抵抗試験時の試験電流

試験電流は直流です。被検査物の抵抗に合わせ最適な電流レンジで抵抗測定を行います。


抵抗試験が可能なハーネス検査器はこちら