ハーネス検査とは
ハーネス検査とは
株式会社ナックコーポレーションの当サイトで用いる「ハーネス検査」とは、ハーネスの電気的検査を意味します。
ハーネスの検査では電気的検査・外観検査・引張試験等に分類されますが、弊社ではワイヤーハーネスの電気的検査を「ハーネス検査」と呼んでおります。 「ハーネス検査」では、ケーブル・ハーネス等の被検査物が、電気的基準を満たしているかを調べます。
ハーネス検査の試験項目 (検査項目)
ハーネス検査は、5つの異なる試験項目に別けられます。 必要に応じて試験項目を決定し選択します。 各試験項目を正しく理解し基準を決める事で、高品質で最適な検査を効率的に実施する事が可能となります。 ここでは、簡単に各試験項目のご説明をいたします。
配線試験 (配線検査)
ハーネス検査において配線検査・導通検査・オープンショート検査は同義語です。 配線検査"導通検査"では良品ケーブルと比較して、短絡/断線/誤配線/余剰回路がないかを検査します。 つまり、ワイヤーハーネスの配線が正しく接続されているかを検査します。 設定した配線判定抵抗値をしきい値に、全ての検査端子を高速にスキャンして検査します。
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抵抗試験 (抵抗検査)
ハーネス検査において導通抵抗試験・抵抗試験は同義語です。 配線(回路)がある任意のポイント間の抵抗値を回路毎に測定し検査します。 0.01Ω〜精密に検査できる4線式低抵抗測定搭載の機種もございます。
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瞬間断線試験 (瞬間断線検査)
ハーネス検査において瞬間断線試験(瞬断試験)・ルーズコンタクト試験(ルーコン試験)は同義語です。 コネクタの検査においてはコンタクトディスターバンス試験とも言われます。 衝撃や振動・屈折・張引等のストレスを与え時の瞬間的に発生する断線を検査します。 断線検知幅を 0.1μsec(1000万分の1秒)から設定可能な機種もございます。
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耐圧試験 (耐圧検査)
ハーネス検査において耐圧試験・耐電圧試験・絶縁耐圧試験は同義語です。 高電圧を印加し、異極導体間に放電現象がないかを検査します。 μsecレベルの短いサイクルで放電現象を監視します。 AC耐圧試験はもちろんの事、長尺ケーブルの耐圧検査に対応したDC耐圧試験が可能な機種もございます。
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絶縁抵抗試験 (絶縁抵抗検査)
ハーネス検査において絶縁抵抗試験・絶縁試験は同義語です。 高電圧を印加し、異極導体間の抵抗値が設定以上であるかを検査します。 試験タイプは"測定型"と"監視型"の2種類を用意しております。
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