【絶縁不良】コネクタのホコリ混入や汚染による不良発生原因と流出防止のためのハーネス検査

ハーネス不良

ハーネスの加工ミス ホコリ混入や汚染による絶縁不良

コネクタの内部の汚染によって、絶縁不良となるケースがございます。 何故、汚染によって絶縁不良となるのでしょうか? ホコリなどの汚染物質が付着していると、これが吸湿します。 吸湿した汚染物質は、水分により電気を通しやすい状態となります。 この状態で高電圧が印加された場合、電流が異極間に漏れ、絶縁不良となります。
汚染物質混入の流出を防止するには、まず5Sを徹底し、不良発生を防止する必要があります。 目に見えない小さなゴミも、混入すれば大きなトラブルを引き起こしかねません。

コネクタ内部に異物が混入しハーネスケーブルの絶縁不良を発生させる ホコリや汚染によって付着した水分子を介して電流が異極へ漏れ絶縁不良となる 5Sを徹底することでケーブルやコネクタ内部にホコリの付着を予防

絶縁不良の流出を防止するハーネス検査 絶縁試験

万が一異物が混入した場合も想定し、流出を防止する検査が必要です。
画像検査では微細なホコリや汚れの検知は困難です。コネクタ内の汚れによる不良流出を防止するには絶縁試験が有効です。ハーネス検査器では、配線、耐圧試験の一連で実施ができるので導入はスムーズです。DCを印加し、異なる導体間の絶縁抵抗値を測定します。設定した判定値未満の場合はエラーとします。もしエラー発生した場合は、被検査物をエアーでふき、ほこりなどを取り除きます。
絶縁試験は、湿度が関係します。実施する際はエアコンにて乾燥した状態で行うことで、 本来の絶縁抵抗値の測定が可能です。 高湿度により試験が正しくできない場合は検査器、治具、被検査物を乾燥した環境に放置し、湿度の影響を取り除く必要があります。湿度60%以下を目安とし管理してください。


ハーネス検査器では絶縁試験を効率的に実施可能 ハーネス検査器の絶縁試験では異極間の絶縁抵抗値を測定 絶縁試験を実施する際は乾燥した環境にて行う必要がある

コネクタ内部の汚染、絶縁不良の流出防止にナックコーポレーションのハーネス検査器を是非ご利用ください。