【異物混入】コネクタの異物混入による不良発生の原因と流出防止のためのハーネス検査

ハーネス不良

ハーネスの加工ミス 異物混入

コネクタにケーブルを配線する際に、異物が混入する可能性があります。異物混入によって、電気的な不具合が発生するケースはございます。
発生を防止するためにはまず、5S(整理, 整頓, 清掃,清潔,しつけ)を徹底する必要があります。
異物は思わぬ所で混入します。目に見えないほど、小さく細かいものもございます。
工具のメンテナンスも重要です。ストリッパーに電線が付着し、それが加工時に混入してしまうケースは多いです。
作業場の明るさも適切とすることで、異物に気がつきやすくなります。
さらには、どの工程で異物が発生するのかを把握し、発生の削減や清掃タイミング、検討を行います。


コネクタ内部の異物混入によるハーネス不良 コネクタ内に導線や衣類、金属粒子が混入し不良となる ケーブルストリッパーに異物が付着し混入する

異物混入流出防止のためのハーネス検査 耐圧試験

万が一異物が混入した場合も想定し、流出を防止する検査が必要です。
異物の検知に直接的な試験として、画像検査が挙げられます。しかし、導入にはコストを要します。精度の高い検査、全数実施の導入は現状困難です。

電気的なハーネス検査は、5種あります。(配線、抵抗、耐圧、絶縁、瞬断)
異物の混入は、耐圧試験にて検知できる可能性がございます。
ハーネス検査器では、配線試験の後に自動で耐圧試験ができますので、実施はスムーズです。

耐圧検査では異なる導体への放電現象の有無を検知しております。
異物が混入していると、その異物を介して、異なる導体へ放電が発生しエラーとなります。
異物の混入が原因で耐圧不良になった場合は、一度エアーで吹き、異物を除去し再度試験を行ってください。

異物の混入は検査治具でも、同様に発生し得ます。
治具のコネクタは上向きで設置されるケースが多く、どうしても異物がたまりやすいです。
定期的に治具メンテナンスを行ってください。
異物の混入、耐圧不良の検知にナックコーポレーションのハーネス検査器をご利用ください。


画像検査ではコネクタ内部の異物購入の検知はコスト、タクトの観点から容易ではない ハーネス検査器では異物混入検知のための耐圧試験をスムーズに実施ができて効率的 異物混入が発生しているハーネスケーブルでは、高電圧を印加すると異なる導体に放電現象が起こる可能性

異物混入したハーネスケーブルの流出を防止するための検査について、是非お問い合わせください。