【フラットケーブルの不良】圧接不良の発生原因と流出防止のためのハーネス検査
ハーネス不良
フラットケーブルの圧接不良例
フラットケーブルの不良は、圧接加工時のケーブルのずれ、圧力の過不足、工具のメンテナンス不足により発生します。 不適切な圧接で、コンタクトの意図しない短絡や断線、接近が発生します。
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フラットケーブルの不良流出を防止する電気的な検査
フラットケーブルの電気的検査では配線試験と、耐圧試験は必須です。 昨今では瞬断試験の導入も品質を高める上で有効です。 配線試験では配線が正しいこと、意図しないショートや断線がないことを判定します。 耐圧試験では、高電圧を印加し、放電現象がないことを確認します。 ケーブルにおいて、コンタクトのずれなど、端子の接近による放電現象がないことを確認します。 フラットケーブルの定格電圧は300V程度です。 耐圧試験にて、治具側にフラットケーブルを利用することは、不適切な場合がございます。 また隣接しているピンが上下となり、自明です。 Flatの印加方式を採用することで、2回印加で耐圧試験を完了できます。
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瞬間断線試験でフィールドでの不具合発生を防止
瞬断試験の導入も、品質を高める上で有効です。 瞬断試験は需要の高まっている試験です。 通常、コネクタとケーブルは金属のバネ性にて導通状態を保持しています。 圧接が不適切であると、時間の経過によりケーブルが外れ、不良となる現象が起こり得ます。 例として、配線試験合格にて出荷したにも関わらず、輸送やフィールドでの振動、衝撃により不良となるケースは、多くの方を悩ませています。 被検査物に振動や衝撃を加え、瞬断不良の流出を予防する瞬断試験は高機能化するデバイスにて益々重要となります。
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フラットケーブルの圧接不良はハーネスマルチテスタNMG+にて実施ください。 実績のある検査器を、エラー検知、品質向上にお役立てくださいませ。