【業種別10】設備機器業界向けワイヤーハーネスの検査について
検査・試験の考え方,
業種別検査紹介
設備機器業界向けワイヤーハーネスの検査について
設備機器業界向けワイヤーハーネスの検査について
1.概要
ものを作る機械や、省力化を助ける設備機器。 新たなテクノロジーの実現のため、日々進化しています。 高精度な設備機器には、高品質なワイヤーハーネスが不可欠です。 *設備機器例:配電盤/制御盤/ロボット/エレベーター/半導体製造装置 など
2.制御盤/配電盤のワイヤーハーネスの特徴/検査
- ・制御盤、配電盤では、盤内1回路ずつを配線して製造する方式が多い
- ・端末がコネクタであれば検査は容易ですが、丸端子などを含む場合は、工夫が必要
- ・試験内容として、配線、抵抗、耐圧試験を行う
- ・検査ポイント数は1000程度が必要
- ・指タッチで導通を確認し、配線作業をサポートする製品も好評
3.ロボット用のワイヤーハーネスの特徴/検査
- ・複雑な動作、屈曲に耐える組ハーネスが必要
- ・ノイズ耐性、通信距離向上のため、ツイストペアケーブルが用いられる ペア割れが発生していると、期待した効果を得られないことはもちろん、信号品質の劣化が発生
- ・配線と抵抗試験に加えて、ペア割れの検知も、ハーネス検査器で行うことで高品質なケーブルとすることが可能
4.エレベータ用のワイヤーハーネスの特徴/検査
- ・エレベータ用ハーネスは長く、多ポイントで複雑
- ・配線、抵抗試験が実施
- ・ハーネス検査器で製造指示を出し、ハウジングを行う、進捗型試験も効率化に有効
- ・長尺ケーブルである場合は、導通判定をディレイさせ、正しく判定する必要がある
5.半導体製造装置用のワイヤーハーネスの特徴/検査
- ・半導体製造装置では、巨大なハーネスが用いられ、その場合は数千ポイントが必要
- ・ハーネスの電気的試験5つ(配線、抵抗、耐圧、絶縁、瞬断)全てが必要
- ・高電圧の多ポイント検査器(1024 を超える)は、特注にて実績
設備機器のハーネス検査に、多くの実績がございます。 品質の高い、効率的な検査はナックコーポレーションにご相談ください。