【業種別8】コネクタ検査について

検査・試験の考え方, 業種別検査紹介

コネクタ検査について

コネクタ検査について

1.概要

電力や信号をつなぐ、コネクタ。ただつなぐだけでなく、あらゆる環境での、確かな接続が要求されます。
コネクタの電気的検査は、ナックコーポレーションのハーネス検査器の応用や、コネクタ検査器で実現可能です。
コネクタは、様々な規格に沿って製造されます。
製造工程で発生しうる、電気的エラーがないことを確認する必要があります。

2.瞬間断線試験でコネクタの嵌合力を試験する

コネクタの嵌合力は、実際に衝撃や振動を加え、その際の瞬間断線発生有無を判定し確かめます。
自動車や飛行機、医療機器や通信機器では動作不良が人命に直結します。
瞬間断線試験の重要性は高く、設計開発時などの解析・研究において適用されています。

瞬間断線試験の規格である
自動車規格 JASO D616 5.13
JIS C 5402-2-5:2005 (IEC 60512-2-5:2003)
これらに対応する試験器のご提案が可能です。

3.コネクタの試験

コネクタの試験は、評価と量産に分けられます。
評価では、瞬間断線専用の試験器が利用され、数時間から、数十日という長い時間をかけて行われます。
振動器などにセットした被検査物に規定の振動を加え、その導通状態を常に監視します。
瞬断時間(幅)やその回数を記録し、評価、反映します。
ヒューズボックスや、ジャンクションボックスにおいても同様に瞬断試験を行います。

量産では、配線、耐圧、絶縁試験を行います。
導通があることはもちろん、製造工程にて発生するバリなどにより、放電現象がないことや、絶縁性が十分であることを高電圧印加で試験します。
ショートバーを用いて、試験を行う場合もございます。

プローブ治具を用いた自動機を利用し、コネクタを連続的に試験することも可能です。
短時間で試験完了など、コネクタ専用試験器のご提案も実績がございます。

コネクタの電気的検査に多くの実績がございます。
コネクタの電気的検査は、ナックコーポレーションにご相談ください。